| 歴史 |
コーヒーの起源については、13世紀頃にイスラム教徒シーク・オマールが発見した説や、エチオピアの山中に自生したという赤い豆を山羊飼いが煮込んで飲んだなどいくつかあり、はっきりしたことは不明。 日本で初めてコーヒーが伝えられたのは、1641(寛永18)年に長崎の出島に開かれたオランダ商館であったといわれている。
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| 生産地 |
赤道をはさんだ南北緯25度の地域を「コーヒーベルト」と言い、 コーヒーは、その中でもコーヒーの栽培に適した条件の地域で栽培されている。 (南米、アフリカ、インドネシアなど) その中でも、平均最低気温15℃〜平均最高気温30℃の間、十分な雨量が必要で日当たりが良いなど、いろいろな条件が必要となる。 |
| 品種 |
飲用目的で栽培されているのは「アラビカ種」、「カネフォーラ種ロブスタ(通称ロブスタ)」、「リベリカ種」の3種。 その中でも、アラビカ種が世界中で最も多く栽培され、 コーヒー生産量全体の70%以上を占めている。 |
| コーヒー豆 |
コーヒー豆は、コーヒーの木(アカネ科の植物)の種子です。 コーヒーの木は、苗木が成長して2〜3年でジャスミンのような香りのする白い花が咲くようになる。 この花は開花して2,3日でしぼんでしまいますが、やがて楕円形の実をつける。 完熟すると赤くなりサクランボに似ているところから「コーヒーチェリー」と呼ばれている。

実の中には種子が2個(まれに1個のものもある)向かい合わせになって入っていて、 この種子を取り出し精製したものを生豆(なままめ)と言う。 この生豆を焙煎したものが、通常私たちが見る茶色のコーヒー豆です。
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| 焙煎(ロースト) |
コーヒーの生豆を、火熱によって炒り、コーヒーの味と香りを作り出すのが焙煎。 焙煎度合いの弱いものから8段階あります。 一般に浅く炒ったのものほ「酸味」が強く、深く炒るほど「苦み」が強くなる。
| ライトロースト |
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香りやコクは不十分。 ソフトコーヒー。 |
| シナモンロースト |
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酸味が強い。 ブラックコーヒー。 |
| ミディアムロースト |
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まだ苦味より酸味のほうが強い。 アメリカンコーヒーがこのレベル。 |
| ハイロースト |
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酸味と苦味が同じくらいでまろやか。 喫茶店や家庭で飲まれるレギュラーコーヒーは、この段階のものが多い。 マイルドコーヒー。 |
| シティロースト |
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若干苦味もあり、コクがある。 これも喫茶店や家庭で普通に味わっている深さ。 |
| フルシティーロースト |
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ダークブラウン。 アイスコーヒー用の豆を炒るときはこの段階。 「炭焼珈琲」もこのタイプが多く、ホテルやレストラン等でも食後にこのタイプが良く利用される。 |
| フレンチロースト |
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強い苦味と独特の香りが楽しめる。 カフェ・オレやウィンナーコーヒーなど、ヨーロピアンスタイルのアレンジメニュー向きである。
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| イタリアンロースト |
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色も黒に近い状態。 強い苦味と濃厚な味わい。これが最も深い炒り方で、 エスプレッソ、カプチーノなどはこの炒り方のものを使う。 | |
| 豆の挽き方 |
コーヒー豆を細かく挽くことを「グラインド(粉砕)」と言う。 豆を挽くための道具を「ミル」と言い、電動式と手動式がある。
 電動式 |
 手動式 |
| 挽き具合 |
主な抽出法 |
| 極細挽き |
エスプレッソ |
| 細挽き |
ペーパードリップ、サイフォン |
| 中挽き |
ネル |
| 荒挽き |
パーコレーター | |
| 抽出器具 |
器具もいろいろあります。コーヒーの粉は1人分10グラムほど。
| ペーパードリップ式 |
日本で最も普及しているコーヒーの淹れ方。 Drip( ドリップ )
とは英語でポトポトと垂れる・滴るという意味。 ドリッパーの種類が大きく3種類ある。 @カリタ Aメリタ Bハリオ
@カリタ式は最も一般的に普及している方式で、よく三つ穴式といわれるものです。粉の挽き方は中挽き程度で、割とどなたにも簡単に抽出が可能なります。お湯をドリッパーの中に少しためる形になるため、少し濃く出ます。

Aのメリタ式もカリタ同様の台形のペーパーを使用しますが、大きな違いは、ドリッパーの穴がひとつであること、またメリタの本来の使用の仕方は、一度に粉とお湯を一緒に入れ、あとでお湯を継ぎ足さないというものです。〔注〕ただしこのやり方は実際に行っている人はほとんどなく、カリタ式同様、お湯を数回に分けて継ぎ足しても、かまいません。

B最近はハリオからも多彩な商品が出ています。上記二つとはことなり、フィルターは先がとがった、三角形(円錐形)をしていて、ドリッパーの穴は大きなものがひとつあり、フィルターの穴を通じてお湯が落ちるというより、ドリッパーにのせた〔引っ掛けた)フィルターを通じてお湯が落ちます。ドリッパーの穴でのお湯のコントロールが出来ないため、少し上級者向きのドリッパーです。ただし比較的マイルドでクリアな味が出来るという評判もあります。
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| サイフォン式 |
Siphon(サイフォン)
とは英語で吸い上げるという意味。サイフォンはガラス製で出来たコーヒー抽出器具です。1840年にイギリスで発明されました。欧米ではバキュームポットと呼ばれています。抽出のすべてが外から見えるという面白さがあり、インテリアとしても良く、味と香りも安定したコーヒーが楽しめます。 |
| 布(ネル)ドリップ式 |
ネルとは羊毛で織った布のことでその布でこす方法がネルドリップです。18世紀頃ヨーロッパで始められました。ネルドリップは味に定評があり、コーヒーの酸味・苦味・甘味などそれぞれの個性を十分引き出すことができます。
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| エスプレッソ |
エスプレッソとはイタリア語で急行列車という意味。エスプレッソの機械は1900年代初めにイタリアで開発されました。エスプレッソは深煎りの極細挽きの粉を使用します。ローストは以前は最も深煎りのイタリアンローストが使われていましたが最近では少し浅めになり、フルシティロースト、フレンチローストが主流になってきています。豆は専用のミルで粉状の極細挽きにして使います。
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| コーヒーメーカー |
ドリップ作業を全て機械にまかせるおなじみのもの。 | |
| 入れ方 |
ペーパードリップの場合 ペーパードリップには中細挽きのコーヒーを使います。 1杯分のめやすは10g。 @お湯を沸かし、器具に湯通しする。 Aフィルターをセット。 ペーパーフィルターは底と横のシール目を前後に互い違いに折り曲げて、 ドリッパーにセット。 Bコーヒー粉を入れます。 杯数分のコーヒー粉を入れたら、ドリッパーを軽く振り、表面を平らにならします。
C最初のお湯を注ぎます。 粉全体にお湯がまんべんなく行きわたるように中心かららせん状にそっと注ぐ。 D粉が蒸れたら、中心から円を描くように注ぎ、また中心に戻ってくる。。 E湿った粉が落ちていくのを確認し、3回目のお湯を出来上がり量まで注ぐ。 F出来上がりの量になったら、ドリッパーをはずす。 |